戦前の日本陸軍は最大規模の官僚組織だった。学歴から積み上げて出世が期待できる組織に浸っていると次第にその組織の外の考え方ができなくなる。トップの軍人は世界史的にみて自分たちの行動がどう判断されるか理解していたのだろうか。そんなことを考えるより日本の官僚組織のなかで出世する方法に集中するほうが大事だったと思われる。例えば東条英機がどういう人間だったのかを知ってみるのはこれからも大事かもしれない。
東条英機―太平洋戦争を始めた軍人宰相 (日本史リブレット 人)
- 作者: 古川隆久
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る