高知県東洋町の甲浦から室戸まで歩いた。４５ｋｍほどある。平均時速５ｋｍで歩き続けること9時間。夏のさかりなのでアクエリアス等3リットルほど飲んでシャツに塩が浮いた。問題は生見海岸を過ぎると佐喜浜までまともな自販機もないこと。Wikipediaによると2015年の時点で佐喜浜の人口は1510名。ここを過ぎると室戸までまともに人家がない。途中徳増という民宿があって岩に砕ける波の音しかないところだが、バス停まである。歩き遍路が力尽きるところなのじゃないかと思う。ちなみに甲浦から徳島県の海部まで阿佐海岸鉄道という3駅8.5㎞の鉄道があるが、甲浦の高校生が海部に通うためなのかなと思う。室戸まではバスで1時間かかるので室戸高校には寄宿舎があるのだ。東洋町に核燃料の最終処分場をつくろうかという計画がもちあがったのも「かもね」という感じだ。でもこの美しい自然はそのままにしておいてほしい。
