射法訓

射法訓を唱えながら射るとタイミングをとり、かつ注意点を確認するのによい

とりかけの時に「射法は弓を射ずして骨を射ること最も肝要なり」と始めて

うち起こしの時に「心を総体の中央に置き」と唱えながら縦線が歪んでないか顧みる

弓手三分の二弦を押し」で大三に入り、手の内が決まって親指の内側が外竹に絡んでいるか感じる。

「妻手三分の一弓を引き」で引き分ける。どのへんが二対一なのかよくわからないが、そのうちわかってくるだろう。(その後調べたらKenさんのブログに解説があった

射法訓、解説 ( その他スポーツ ) - KenさんのBLOGS - Yahoo!ブログ

「而して心をおさむ。これ和合なり」で会に入りもう一回縦線が歪んでないか顧みる

「然る後胸の中筋によりよろしく左右にわかるるごとくこれを放つべし」で矢の方向に肘と肘で引き合う。的を先端に無限遠の後方から線を引くイメージである。弓手の親指が反時計方向に捻りを加えて角見を効かせていることを忘れずに。

十分に緊張が高まった一瞬に放つといいのだが、そのタイミングが分からなくなることがある。「書に曰く。鉄石相剋して火のいずること急なり」のどこかにそのポイントがあるはずだが、道場の師範の射を見ていると「急なり」の最後まで気をためているようである。残身の時がこれ以後になる。

「すなわち金体白色」で弓倒しし、「西半月の位なり」で正面に向き直るとちょうどいいようだ。