green book

グリーンブックをみてきた。ヴィゴ・モーテンセンは20キロ肥って実在したバレロンガ氏に似た体形になっていた。ドクターシャーリーは才能を買われてレニングラードでクラシックの訓練を受けてきたという特異な経歴のため黒人社会でも浮いてしまい孤独を隠せない。大人になったやんちゃ坊主のトニー・リップ(バレロンガ氏の通名)は意図せずしてシャーリーの殻をほぐしていくが・・。1962年当時の南部の差別の過酷さとあほらしさが描かれているが、それは今日でも表面から下にもぐっただけでまだ生きているのだろうなと思う。スパイク・リー氏がこの映画を見て激怒したというのもありかもしれない。