王の帰還

かつて王位を簒奪された流浪の王族が1300年の時を超えて帰国を果たした。身分をとわず本人の努力しだいで登用されるしくみを取り入れるや停滞していた人口は激増。しかしいい時は続かない。海外領土の拡張を懸念した外国の干渉で王はもとの領土へと撤退を余儀なくされた。息を吹き返したかつての支配層は2世代にわたった王の支配がいかに残虐だったかを国民にすりこむのに躍起となっている。