深海の花園

クジラの骨が海底に沈むとその分解から得られるエネルギーが光の届かない深海の生物群の拠点になる。点々とつらなる脊椎骨にむらがるシャミセンガイや真っ白いエビ。生命の循環を感じる構図だ。さきほど人体のコンポスト化を許可した米国では新たに「深海葬」を許可する考えだ。あらかじめ決められた海底のポイントに重りをつけた遺体を沈下させる。希望によりデジタルカメラをとりつけタイムラプスで生物群に取り囲まれていく様を記録できる。所定の期間が経過するとカメラはリリースされて浮上しGPSで回収されるしかけだ。(嘘です)