「久しぶりに同窓会で会ったらSさんはやっぱり”ぬとりだって”たわ。」
「なんだい?その”ぬとりだつ”ってのは?」
「田舎の言葉でね、”人と違って目立っているけど憎まれない”ってとこかな?」
「ふーん、たとえば?」
「もうそれなりの会社のそれなりのポジションなのにリーゼント立ててるとか。」
「何か主義主張があるのかね?」
「ただ個性を表に出したいだけかもね。」
「でも今の閉そく感に満ちた社会を変えて多様性を認める世の中にするには役立ちそうだね。」
「じゃああなた”ぬとりだて党”つくって旗揚げしたら?」(嘘です)