お告げロボ

「このメッセンジャーロボは毎日適当な言葉を吐きます。」

「例えばどんな?」

「ああ・今日もまた生活のためのくだらない一日が始まるのか、とかとにかくネガティブな言葉です。」

「それって最悪なんじゃないの?そんなの買う人いるの?」

「それなんですが、ひとはネガティブなことをいわれると、反発して言い返したくなるんですよ。ロボにむかって言い返している間に自らポジティブな思考になるってしかけです。」

「ほんと~?なんかうさんくさいな~」

「”世の中には何でも疑いの眼鏡で見る人っているのよ、そんな人はほっとけばいいの”、はい、これが言い返しの例文です。」