三体

三体を読んだ。3つの太陽の間で翻弄される惑星の住民は政治の混乱に巻き込まれる中国人民のパロディーか。文化大革命から始まるストーリーは「乱期」で、比較的安定した現在は「恒期」というわけだが、問題はいつ乱期に入るか予測ができないことだ。結局それ…

社会学史

社会学史を読んでいるが厚いので最初の方を忘れて困る。 https://honto.jp/netstore/pd-book_29517931.html

公正な社会とは?

橘玲さんの「上級国民/下級国民」だがやっぱりそうか、という印象だ。普段は正視したくない現実をあっさり書いてしまっているのだ。知識社会の到来で先進国のマジョリティーが分断され、見捨てられていると感じる国民が増えている。そんな社会でまともな社…

AIとの共存?

https://www.nikkeibook.com/item-detail/35818 顔の認識ができるくらいになって機械に目ができた状態になった。 できるなら私の代わりに「この人はナントカさんで、何をしている人」とか「前回話したことの要約はこれ」とか教えてほしい

不意撃ち

大きい書店で目的の本を探そうとすると著者名を覚えてないとどの棚のどの辺にあるのか探しにくくて難儀する。スマホがあれば検索で著者名がわかるからOK。「不意撃ち」の著者はけっこう賞をとっているがあまり知らなかったのは寡作なのか?綿密な取材に基づ…

睾丸の大きさ

橘玲さんの最近の新書によると睾丸のサイズを測定した論文があるそうな。個人的な所感では左翼系リベラルの人は睾丸が小さいのじゃないかと言っているがどういう根拠があるのかな?聞いてみたいところだ。 www.shinchosha.co.jp

エンタイトルメント

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1980/8100sa.htm 貧困と飢饉 (岩波現代文庫) 作者: アマルティア・セン,黒崎卓,山崎幸治 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/07/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 食料を得ることができな…

学者の使命

残念だが現在では学問は出世のための方便なのだ。自分に自信がないとまわりからの評価がすべてになる。そのためには〇〇に魂を売っても構わないのだ。まあ、魂があればの話だが。

中国4.0

中国は15年ほどで3回も基本的な政策が入れ替わるような不安定さを持っている。習近平以後が誰になるかも不透明。何よりも習近平に本当のことを伝える側近が誰もいないらしいということが大問題なのだが。 booklive.jp

人生に結論があるか?

終わりがあるものには結論が欲しいというのが物語作家の本能かもしれない。劇画原作者の小池一夫さんはツイッターのフォロワー数を稼いでいるので、それなりの「結論」を用意しないといけなくなったのかもしれない。もっとプライベートな空間では余所行きで…

生きた時間の声

bookmeter.com 自分の生きた記録にはさほど執着がない。私の呼吸とともに消えてなくなればいいと思っている。それでもこれらの短歌に惹かれるのはそれらが美しいから。

詩のような小話

川上弘美 『猫を拾いに』 | 新潮社 ノンフィクションばかり読んでいるとたまに詩の要素が欲しくなるのだが、純粋な詩はとっつきにくい。ビタミンのサプリメントが飲んでもあまりおいしくないような。 川上さんの短編は独特のとぼけ感が詩のような味わいを持…

生涯を演じ続けた画家

www.bookbang.jp 著者の布施英利さんは美術解剖を専攻してもと東大の養老先生の教室にいたひとだが、この人自身がおかっぱ眼鏡の藤田にちょっと似ているという。個人的には晩年の宗教画とかいくらかマンガチックな少女の絵とかが好き。戦争画については200年…

哲学者はなぜ役立たずなのか?

プラトンの国家(下)が積読のしたから発掘されたので読んでみた。哲学者はなぜ役立たずといわれるのか?の論証とかしていて、昔から実際的人間に分があったんだなーとわかる。でもプラトンさん、あなたの理想とする哲人に率いられた国家ってどことなくポル…

なりたい日本

honto.jp おおむね明るい未来を描いているが、そのためには制度の変更を伴う項目が多い。日本のリーダーにそこまでの決断と先見性がないとジリ貧の可能性・・さもなくばもう一度戦争をやってガラガラポンか?

分析を使わせる力が必要

『会社を変える分析の力』(河本 薫):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部 データを加工して意味がありそうなパターンを作り出すだけでは不十分で、ビジネスに使ってどのくらいの効果がでそうなのかわからせる力が必要。的外れな分析では数字の遊びに終わっ…

日本4.0

books.bunshun.jp *1" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41LJxEaix4L._SL160_.jpg" alt="中国4.0 暴発する中華帝国 *2" /> 中国4.0 暴発する中華帝国 *3 作者: エドワードルトワック,Edward N.Luttwak,奥山真司 出版社/メーカー: 文藝…

困ったオッサンとは?

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか (光文社新書) 作者: 山口周 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/09/13 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 「そこそこの大学をでてそこそこの会社に勤めていれば幸せになれる」とい…

急性期中心の大病院から零れ落ちるもの

医療難民を救う 「在宅型医療病床」 作者: 柴原慶一 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る もと京大の研究者が転身して起こした会社の活動 手のかかる療養の必要な患者を受け入れて地元…

too optimistic?

Homo Deus: A Brief History of Tomorrow 作者: Yuval Noah Harari 出版社/メーカー: Vintage 発売日: 2017/03/23 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログ (4件) を見る ちょっと楽観的すぎないか気になるんだが?

昭和史

昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 (ちくま新書 1136) 作者: 筒井清忠 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/07/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 昭和史講義【軍人篇】 (ちくま新書) 作者: 筒井清忠 出版社/メーカー: 筑摩書房 …

大切な人とは

あなたは、誰かの大切な人 (講談社文庫) 作者: 原田マハ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/05/16 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 自分は誰にとっても大切でないと思いこんでいる人にこう言える人になれるかな?

4騎士と農奴の世界

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 作者: スコット・ギャロウェイ 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もう牧歌的世界にはもどれないのかねえ

すべてを巻き込む密林

amazon 世界最先端の戦略がわかる 作者: 成毛眞 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2018/08/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 自分のビジネスのためにつくったクラウドを企業に貸し出して、そのもうけがすでにeコマー…

納豆

人を見る目 (新潮新書) 作者: 保阪正康 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/04/13 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 東条英機は陸大のお追従仲間を重用し米国駐在武官の分析を軽んじたために判断を誤ったとか。権力者にべとべと付きまと…

LEGsの未来

日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち (光文社新書) Lightly Educated Guys=LEGsが不平等な立場におかれる構造が固定しかかっているという分析

経済の不都合な話

経済の不都合な話 (日経プレミアシリーズ) 作者: ルディー和子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2018/07/10 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 物理学に憧れて数式で表しやすい理想的な行動をする「合理的人間」を土台にした経済学の…

イノベーションと安定した社会

遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方 かつてミネソタの人口5万に満たない街が多数の非凡な人を生み出した原動力を現代に再生できるか?

でーれーガールズ

でーれーガールズ (祥伝社文庫) 作者: 原田マハ 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2014/10/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る 青春の一時期をともに過ごしたものって、どうしてこう懐かしいのかね?

砂浜に座り込んだ船

最近はマンガ以外フィクションを読まなくなった。久しぶりに昔よく読んだ作家の本を読む。気温が2-3度下がったような静謐さがある。干上がった塩湖のほとりで亡霊と話しをしていても。